「まぁまぁだまされたと思って」
なんちゅうこと言う人いますね。
「だまされたと思って試してごらん」とか
「だまされたつもりで食べてみんさい」とか。
無茶言いますねえ。
だまされとるってわかっとったら
誰がやるか。
「まぁまぁだまされたと思って」
なんちゅうこと言う人いますね。
「だまされたと思って試してごらん」とか
「だまされたつもりで食べてみんさい」とか。
無茶言いますねえ。
だまされとるってわかっとったら
誰がやるか。
自分の愚かさに悲しくなることがあります。
テレビの真ん前に座っとった時。
不意にチャンネルを変えたくなって
わしがとった行動は。
わざわざ立ち上がって
リモコンを取りに行ってしまったのです。
目の前にテレビがあるのにですよ。
もう「チャンネルを変えるときはリモコン」という
行動パターンが染みついてしまっとるんですね。
習慣と言えばええんでしょうか。
なんともおまぬけなことを。
自分のアホさに気づき、ショックのあまり
観ようと思った番組がわからなくなってしまいました。
話し始めると止まらん話題というのがいくつかありますね。
たとえば方言について。
たとえば深夜の通販番組について。
たとえばタイムボカンシリーズの思い出について。
そして、
そんな中でももっとも止まらんのが
「ケガ自慢」です。
自分の体のそこかしこを指さして
その傷にまつわるエピソードを話すのです。
これが始まるともう止められません。
3人もいれば2時間はもちますよ。
わしは右目の目尻、
それも眼孔のはじっこの方に
釘が刺さったことがあります。
あれはわしが保育園にいた頃のこと。
後ろから誰かに押されたんだと思うけど、
わしはそのまま前に倒れ込み、
釘の打ち付けてあるパイプにブチ当たったのでした。次に気がついたときには医務室で横になっていました。
周りが何やらバタバタしとるのがわかったけど
どうも視界が赤いのでした。「これは救急車かな」
と思ったのを覚えています。数分後、迎えに来たタクシーに乗って
わしは病院に運ばれたのでした。
こういう話は一度始めると止まりませんね。
あれは歯医者さんだったんかな。
ずいぶん前のことなんではっきり覚えてないんですけど、
まぁ何か病院での話。
そのお医者さんの机の上に何やらメモがあって、
何かと思えば
「クレヨンしんちゃん」やら「セーラームーン」やらの
放送時間が書いてあったのです。
これは何を意味するのか?
わしはその時
「この人、プロじゃ」と思いましたね。
きっとね、お医者さんはちびっ子の相手もせんといけんのでしょうね。
暴れ泣き叫ぶちびっ子の相手を。
そのちびっ子たちと話題をあわせるために
お医者さんはアニメをみるのでしょう。
クレヨンしんちゃんを。
ドラゴンボールを。
セーラームーンを。
寝る間を惜しんで。
食事もそこそこに。
すべてをかなぐり捨てて。
大変なお仕事ですね。
その店の名誉のために名前は出しませんが、
というより忘れたんですが、
どこだったかのパン屋さん。
そこでは何と「アンパンマンパン」が売られていました。
「そうか、これが有名なアンパンマンか。」
わしが喜んだのは言うまでもありません。
「なるほど、あの奥の方で何かやっとるのがジャムおじさんだな。」
わしがうれしくなったのは言うまでもありません。
が。そのときわしは信じられん文章を目にしました。
アンパンマンパン
大人気のアンパンマンの顔のパンです。
中にはクリームが入っています。
えっ
アンパンマンの中身がクリーム?
???これはいったい・・・???
ジャムおじさん何があった?あんこ嫌いなの?
ならそもそもアンパンマンなんか作らんよね。
それともウケねらいか?アンパンマンはシャレで作られたの?
そんなんで「あーんパーンチ」とか言われても
バイキンマン納得できんよ。
いずれにしても、
わしが寂しい気持ちでそこを立ち去ったのは
言うまでもありません。